本日は、 「こんな人は結婚相談所もお手上げ!独身を貫いてください」 というテーマでお話しします。
「お金を払えば結婚相談所に登録できる」と思っている人は、まだまだ多いようです。
確かに、経営が厳しい相談所やノルマのある相談所は 誰でも入会させる傾向 があります。しかし、 まともに運営している結婚相談所ほど、入会審査をしっかり行っています。
なぜなら、 トラブルメーカーを入会させると、相談所の評判に傷がつき、想定以上の労力がかかるからです。
経験豊富な相談所ほど、「会員を増やしたい」という気持ちよりも、 「この人を入会させると面倒なことになる」 と慎重に判断します。
もちろん、最初に 「この相談所に入会したい」と選んでもらうことは大切 ですが、その後は 結婚相談所側が、入会希望者を審査する番になります。
私が運営する結婚相談所は、2024年3月に再開したばかりですが、すでに 10名以上の入会をお断りしています。
結婚相談所の 入会審査通過率は約60% 。つまり、 10人中4人は入会できません。
会員数を増やしたい気持ちはもちろんありますが、それ以上に トラブルメーカーを入会させたくない という思いのほうが強いです。
なぜなら、結婚相談所には 真剣に婚活に取り組んでいる会員 がいるからです。しかし、たった1人の問題会員のせいで 結婚相談所の評判が落ち、他の会員の婚活に悪影響が出ること は、何よりも避けたいのです。
そのため、 入会時には必要な項目をしっかり審査し、何度かやり取りを行いながら、レスポンスの速さや発言内容を確認し、総合的に判断しています。
私たちが重視するのは、 目先の利益や会員数の増加ではなく、将来的なトラブルを防ぐこと。
入会前のやり取りで少しでも 問題があると判断した場合は、泣く泣くお断りする か、他の相談所を紹介しています。
今回は、
「いくらお金を積んでも結婚相談所に入会できない人の特徴」
そして、 「運よく入会できても、あまり歓迎されない人の特徴」
を 5つ ご紹介します。
結婚相談所に嫌われる人の特徴①:優柔不断
「入会します」と決めて、手続きまで進めていたのに、 急に「やっぱりちょっと待ってもらえますか?」と言い出す人。
または、
「ネットで婚活について調べてみたら、そんなに簡単じゃないと知りました。
自分にはまだ覚悟が足りない気がして、迷っています。」
と、不安を口にする人がいます。
入会申し込みをする前なら問題ありません。 ですが、 申し込みをした後、相談所が動き出した段階で「やっぱり待ってください」と言われると、正直がっかりします。
こちらから 無理に営業や勧誘をしたわけではなく、入会希望者が自ら申し込んできたのに、突然迷い出す のは、たとえて言うなら…
💔 「好きです!」と告白し、相手がOKしてくれたのに、後から「やっぱりちょっと待ってもらえますか?」と迷い出すようなもの。
はっきり言って、 かなり失礼な行為ですし、自分勝手すぎます。
こうした 優柔不断な人 は、一度「やる」と決めても、 すぐに意見を180度変えてしまう ため、婚活でも同じことを繰り返す可能性が高いです。
そのため、相談所側も 「この人、本当に入会させて大丈夫?」 と不安になり、慎重になります。
結局、 タイミングを逃した人は入会できず、数ヶ月後に「やっぱり婚活したい」と再び申し込んでも、前回のことがあるのでお断りされる…という結末を迎えることになります。
婚活は 「人と人との関係」です。 自分勝手な行動をしたり、相手に配慮しない言動を取ると、 信用を失います。
信用できない人を 会員として迎えることはできません。
「自分の言動に責任を持つこと」 が何よりも大切です。
ちなみに、結婚相談所では ブラックリストを作成しており、1年後・2年後に申し込みがあっても、丁重にお断りしています。
なぜなら…
「人の性格は、そう簡単には変わらない」 からです。
自分勝手な行動で自分の首を絞めることがないように、十分お気をつけください。
結婚相談所に嫌われる人の特徴②:相談ばかりしてくる
入会前から 何度も相談LINEを送ってくる人 は、結婚相談所から警戒されます。
なぜなら、 一般常識がある人なら、そんなことはしない からです。
私は10年間で 1000人以上の婚活者と接してきた ので、こうした人を 瞬時に見抜けるようになりました。
例えば…
🔹 常識がある人の相談の仕方
→ 質問をまとめて1回で送る。
→ まとめて回答をもらうので、やり取りは1往復で終わる。
🔸 警戒される人の相談の仕方
→ 1つのLINEで1つの質問しか送らない。
→ 質問が3つあれば、3回LINEを送る。
→ ラリーが続いて非効率になる。
こういう人に「まとめて質問してください」と伝えると、 逆ギレすることも…。
結婚相談所に嫌われる人の特徴④:お金がない
「入会したいのですが、お金がありません」という人も、結婚相談所では敬遠されてしまいます。
現在、相談所で活動している人たちは、お金が有り余っているから婚活しているのでしょうか?おそらく違いますよね。
婚活は、「お金があるからする」「ないからしない」というものではなく、「お金を払う価値がある」と判断したからこそ、費用をかけている のです。
「お金がない」を理由にしている人とのやり取りでは、相談所側から提案できることがほとんどありません。そのため、話が前に進まなくなってしまいます。
もちろん、「じゃあ、あなただけ無料でサポートしますよ」というわけにもいきません。
「お金がない」と言われてしまうと、相談所としてもどうすることもできず、事実上、お手上げ状態になってしまうのです。
また、「時間がない」という理由も同様です。
婚活している人たちは、みんな時間が有り余っていて、暇だから活動しているのでしょうか?違いますよね。
みんな仕事をしていて、毎日忙しい中でも、自分が決めた期限内に結婚したいから、時間を作って婚活している だけなのです。
つまり、「時間があるから婚活している」のではなく、「結婚するために時間を作っている」 ということ。
それなのに、「忙しいから」「時間がないから」を言い訳にして、婚活を先延ばしにする人は、結婚相談所から「この人は本気ではないんだな…」と思われてしまい、それで終わりです。
結婚相談所に嫌われる人の特徴⑤:行動が遅い
結婚相談所に入会するためには、独身証明書などの必要書類を揃える必要があります。
通常、独身証明書は郵送でも1週間ほどで取り寄せ可能 ですし、住民票も役所に行けばその場で発行してもらえます。
それなのに、書類を揃えるだけで 1ヶ月以上かかる人 は、婚活にも1年以上かかる傾向があるため、相談所としては歓迎しにくいのです。
なぜなら、「すぐに取得できるものを、色々な理由をつけてやらない=婚活にも本気ではない」ということが分かるからです。
婚活に対して真剣でなければ、当然、1年以内に結婚することは難しくなります。
結婚相談所としても、「この人は婚活が長引きそうだな…」と思うと、入会を歓迎しにくくなります。
私なら、入会手続きだけで1ヶ月以上かかる人は、理由によってはお断りするかもしれません。
もしくは、「今のように行動が遅ければ、婚活を始めても1年以内の結婚は難しいですよ」とお伝えした上で、本当にやる気があるのかを再確認します。
ノルマがあるような相談所なら、入会希望者を断ることはあまりないかもしれません。ですが、健全な相談所ほど、自社の方針に合わない人はどんどんお断りしていきます。
そのため、いつでも希望する相談所に入会できるわけではありません。
むしろ、「結婚相談所は最後の砦」などと思わず、「入れるときに入って、真剣に婚活する」くらいのスタンスが必要 だと感じます。
結婚相談所は「弱い立場」だということを知ってほしい
こういうことを言うと、「なんだか偉そうだな」と思うかもしれませんが、実は結婚相談所は弱い立場 なのです。
例えば、入会希望者が申し込んだにもかかわらず、途中で一方的にキャンセルされるケースがあります。
契約日から5日以内であれば、クーリングオフが適用され、いくらサービスを提供していたとしても、全額返金しなければならない と法律で定められています。
また、3ヶ月ほどで自暴自棄になって退会した元会員が、ネット上で事実無根の悪評を書き込んだとしても、相談所側は強く反論することが難しい のです。
さらに、一度入会した会員を退会させるには、想像以上の労力が必要になります。
こうした 消費者有利の法律 があるからこそ、結婚相談所は 自社と会員を守るために、入会希望者を厳しく審査 する必要があるのです。
健全な相談所ほど、この傾向は今後ますます強くなるでしょう。
ですから、「入りたい相談所にいつでも入れる」と考えるのは危険です。